NURO光の2Gbpsは意味が無い?世界最速に隠された本音

前回の最大2Gbpsの限界でもご説明したとおり、
最大2GbpsのNURO光を使ったとしても、利用しているネットワーク機器の影響で最大速度が1Gbps程度まで抑えられてしまいます。

最終的に、パソコン側で利用できる回線速度が最高で1Gbpsなのであれば、auひかりや他社の光と何ら変わりは無いのでは?
と言う疑問が生まれてしまいます。

しかし、実際にパソコン側で利用できる速度の点で言うと、他社の最大1Gbpsサービスよりも、NURO光の方が速度がでやすいのです。
それには、いくつかの理由があります。

高速光ファイバーサービスはすべて共有型

現在auひかりやフレッツ光など、高速な光ファイバーサービスを提供している事業者では、すべて共有型サービスを提供しています。

この「共有型」とは何を意味するかと言うと、1本の光ファイバーを複数人で共有する事を意味しています。
つまり、auひかりなど最大1Gbpsのサービスを提供しているサービス事業者は、1Gbpsを複数人で共有する事でサービス提供を行っているのです。

この共有数は地域や事業者によって様々ですが、例えばauひかりやフレッツ光の場合、1本の光ファイバーを最大32人で共有を行っています。
仮に32人が同時に通信を始めたと仮定して、1Gbpsを32で割ると、1人辺りに割り当て出来る速度は、約31Mbpsとなります。

NURO光では、利用している技術自体が違うので、実際の最大共有数は公開されていませんが、
現状のインフラの状況から、フレッツ光やauひかりと変わらないか、またはそれより少ないのではと予測出来ます。

仮に、32人で共有したとすると、1人辺りに割り当て出来る速度は、約62Mbpsとなります。
そのため、NURO光の方が実際の速度は速くなります。
しかも、62Mbpsとは32人全員が一度にインターネットを同時に使った場合の最大速度なので、他に誰も使っていない時間であれば、2Gbpsを一人占めできます。
そのため、回線速度は最大2Gbpsとなります。

NURO光 共有型

もちろん、現実にはこんなに単純に速度計算が行える訳ではありません。
現実的には32人が同時に通信する事もマレですし、
実際の共有数に関しても、お住まいの地域の契約者の数によって大きく異なるので何とも言えない部分です。

しかし、理論的には最大速度が高ければ高いほど、実際の速度が向上し、快適にインターネットを利用する可能性が高くなります。

NURO光の実効速度

例えば、最大1Gbpsのauひかりを使っていて、実際の速度が100Mbpsだった家庭が、最大2GbpsのNURO光に乗り換えて、実際の速度が200Mbpsまで
上がれば、乗り換え前よりもずっと快適に利用できる事になります。

運が良ければ、NURO光で実測900Mbps以上の速度を計測した例も存在するので、現状の回線より高速になる可能性は大いにあると言えます。

機器の限界が1Gbpsでも、最大速度が速ければ、
実際の速度も速くなる
そのため他社光よりもNURO光の方が快適に使える

共有数の面でNURO光は圧倒的に有利

現在、日本の光ファイバー稼働率はそれほど高く無いため、 共有型と言っても、そこまで大人数で共有されない場合があります。

特にNURO光は始まったばかりのサービスのため、加入者数もフレッツ光やauひかりと比べると圧倒的に少ないのが現状です。

それに、光ファイバーの回線共有は、ある程度狭い地域でないと、技術的に共有が難しいため、
お住まいの地域にNURO光の利用者がたくさん増えない限り、回線を大人数で共有する可能性は低いと思われます。

これらの理由から、NURO光は、フレッツ光やauひかりよりも少ない人数で共有できる可能性が高く、
より高速な回線を手に入れやすいサービスと言えるでしょう。

NURO光が各地域で大多数のシェアを獲得しない限り、この状況はしばらく続くと思われます。
なぜなら、いくらNURO光の人気が高くなり、圧倒的な新規加入数を獲得したとしても、
NTTのシェアをひっくり返すためには、最低10年以上はかかるためです。

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