なぜフレッツ光とdocomoスマホはセット割りができないのか?

この記事は2014年2月の情報です。現在NTTはdocomo光の提供によりセット割を開始しています。

KDDIのスマートバリューはCMでもバンバン流していて誰でも知っているサービスだと思います。
これはauひかりとスマートフォンをセットで利用することによりスマートフォン1台につき1,410円の割引が受けられるサービスです。

また、ソフトバンクでも同じようなサービスでスマホBB割を提供しています。
ソフトバンク系列のインターネットだけではなくNURO光でもセットで利用することが出来ます。

NTT、KDDI、ソフトバンクの3社は日本の通信事業の3本柱と言えるでしょう。
しかし、KDDIとソフトバンクはスマホと固定インターネット回線とのセット割を提供しているのに、
NTTだけフレッツ光とdocomoスマホとのセット割は提供されていません。

これは何故でしょうか?

法律に縛られたNTT

ご存知の通り、NTTはもともと国営の会社です。
とっくの昔に民営化されていますが、やはり元国営会社は会社自体が大きいため簡単に市場を独占してしまいます。
他の事業者との公平を図るためNTTは法的に厳しく縛られることになりました。

この法的規制の1つにはNTTグループ会社は特定の事業者との提携を行ってはいけない決まりになっています。
つまり、フレッツ光を提供するNTT東西が携帯電話会社であるNTTドコモと提携して割引サービスを実施する場合、
KDDIやソフトバンクなどの他の事業者とも同じように提携する必要が出てきます。

フレッツ光とauスマホや、フレッツ光とソフトバンクスマホなどの組み合わせでもセット割引をしなければいけないため、
NTTとしては全くメリットが無くなってしまうのです。

異様に多い対応プロバイダもそのため?

NTTのフレッツ光は対応しているプロバイダの数が半端無いくらい多いです。
電力系の光の場合、プロバイダ一体型が多いため対応プロバイダは1つです。
NURO光もSo-netのみです。auひかりは少し多く7社となっています。

しかしフレッツ光の場合300社以上のプロバイダに対応しています。
プロバイダごとに料金がばらばらで、請求も別々なため非常に複雑な料金体系になってしまいます。

やはり、特定のプロバイダだけ対応させてしまうと法律違反になってしまうため、
希望するプロバイダすべてと提携する必要があるのでしょう。

ついに規制緩和?NTTの救済措置

元国営の大企業であるNTTですが、ここ数年の通信業界の競争により大幅な打撃を受けているのも事実です。
かつて半数以上のシェアを持っていたNTTドコモはいまや4割程度まで落ち込みました。
フレッツ光に関しては未だに8割近くの高いシェアを保っているものの、
2012年にauひかりの新規契約数がフレッツ光の新規契約数を超えました。

KDDIがスマホとauひかりのセット割を始めたあたりから、
フレッツ光の新規契約数が急激に下がり始めました。

NTTの散々な落ち込みが続いたため、ついに総務省はNTTへの規制を緩めるため動き始めました。
総務省の予定では2014年11月ごろまでに改正案まとめ、2015年には改正案を提出するとのことです。

これが実現すればNTTフレッツ光とドコモスマホとのセット割が実現されることになるので、
フレッツ光やドコモユーザーにはうれしい出来事でしょう。

NURO光を提供するSo-netには法的な問題は無し

NURO光はSo-netが提供しているサービスです。So-netと言えば、大手電気メーカーであるソニーの100%子会社なので、NTTのような元国営企業ではありません。
そのため、特にNTTのような厳しい規制無しに、サービスを提供することが出来ます。

NURO光とフレッツ光の違いについてはNURO光とフレッツ光を総合的に徹底比較!安くて速いのはどっち?で詳しく解説しています。

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